
Polizeisport Verein (PSV) Heidelberg e.V.合気道道場は、この合気道大会のコースをサポートした。 マンハイム合気道学校 2024年7月5日から7日まで、PSVハイデルベルク武道道場にて、山島武史師範(八段)をお招きしての講習会が開催されました。この週末には、フランス、ドイツ、ハンガリー、イタリア、日本、ルーマニア、シンガポール、オランダ、アメリカから40名近い参加者が道場に集まりました。
優しくも力強い技で知られる合気道指導者。1961年、法政大学で有川師範と山田師範の指導を受け、合気道を始める。その後、合気会本部道場で学び、山口清吾師範、大澤師範の指導を受ける。合気道歴63年の山島先生は、現在も熱心で刺激的な指導を続けている。
山島先生の合気道は、柔らかく直接的な動きと、中心への強い結びつきが特徴である。氣」や生命エネルギーを開発するための繊細な身体技法を重視する。柳生新陰流の免許も持つ。合気道に対する謙虚な姿勢と深い理解により、世界各地で指導者として人気を博している。千代田区合気会、南田中道場、練馬合気道連合会道場で指導にあたるほか、セミナーで海外にも頻繁に出かけている。
山島先生のキャリアにおいて重要なことは、合気道の創始者である大先生との深いつながりである。大先生の晩年、山島先生はしばしば大先生とご一緒され、神秘的で奥深い教えを大切にされていた。また、本部道場の現道主、元道主とも密に稽古を重ね、合気道の精神的、肉体的側面に対する理解と認識を深めた。
環境省勤務中に東京都庁道場で合気道の指導を始める。2002年の退職後、ハワイ、ニュージーランド、ヨーロッパの合気道家からの招聘をきっかけに、国際的な指導活動を開始。合気道に対する彼のユニークで優しいアプローチに惹かれ、指導を求める道場が増えるにつれ、彼の世界的影響力は増していった。
山島先生は多忙なスケジュールをこなしながらも、本部道場での定期的な稽古に励んでいる。恩師である有川師範、山口師範の教えを大切にし、その教えを自身の進化したスタイルに取り入れている。山島先生は、特に年齢を重ねるにつれて、身体と心のつながりを理解するための継続的な練習の重要性を強調する。
山島先生の指導理念の中心は、人生と稽古を楽しむことだ。稽古のことを考えすぎず、稽古後のビールや食事など、日常生活の中に喜びを見出すことの大切さを説いている。親しみやすい人柄と深い洞察力で、人気の高い先生である。
山島武史先生は合気道の達人であり、その優しくも力強い技、豊富な経験、合気道のルーツとの深いつながりは、世界中の稽古人にインスピレーションを与えている。常に学び続ける姿勢と稽古の楽しさは、合気道の真髄を体現している。
山島先生も参加者の皆さんも、広い道場で稽古ができたことをとても喜んでいました。来年もまた来たいと言っています。このコースに参加できなかった人は、ぜひ来年山島先生を訪ねてみてください。マンハイム合気道学校とPSVハイデルベルクe.V.合気道道場の皆さん、ありがとうございました。

